日常の終わり

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「蓮夜!!」 蓮夜の体を強めに揺さぶる しかし反応は無い やっぱり死んだのか? 「・・・!息は!?呼吸はしてるのか!?」 慌てて確認する スースーとまるで寝ているかの用に呼吸をしていた 「よかった~」 確認し終わるのと同時に、救急車が到着した 救急車の中から人が出てくる 「誰かが呼んでくれたのか?」 まぁ、普通は呼ぶだろう 人が倒れたのに見捨てる奴なんていないだろ 「倒れたのはあの少年かい?」 救急車に乗っていた人の一人が落ち着いた口調で喋りかけてきた 「あ、は、はい!そうです。なんか急に倒れて、それで」 声が震えているのが自分でもわかる 「病院に運びます。あなたも来て下さい」 そう言われると蓮夜が救急車に運びこまれたのを確認してから救急車に乗った 救急車の中、サイレンがうるさいくらいに耳に入ってくる だけど何故か気にならなかった 今は目の前で横になっている蓮夜の事で頭がいっぱいだった 何故?何故倒れた? あの注射器らしき物はなんだ? あれのせいなのか? 「君」 顔を上げる 「・・・なんですか?」 「この少年とはどういった関係かな?」 そんなの見てわからないのか?
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