「忘れられない」という呪い

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私は自分のベットで寝転がっていた。 ドアをノックする音。 「何パパ?開いてるよ?」 父が何も言わず入ってきた。 少し怖い。 「どうしたの?何かあった?」 父が私の前に立ちはだかる。 「似てきたな、母さんに」 そう呟いた。 いまいましげに、 恨めしそうに。 私はとっさに逃げようとした。 でも父に強引に押し倒された。 「いや!いやあ!」 必死に抵抗した。 でも…。 「やめて!パパやめて! いやあ!」 叫ぶだけ叫んだ。 だけど抵抗すればするほど、 父は力を込める。 「あぁ!い!痛い! やめ…て!」 父は私の上で動く。 痛い。 痛いけど…。 「あぁ…! い…やあ!」 ほんの少しだけ、 『快感』が混ざる。 「やめ…てぇ…! パパぁ…!」 私は泣いていた。 痛くて、 怖くて、 悲しくて。 父はどんどんペースをあげていき、 私のお腹の上に射精した。 行為が終わって、 私はただ泣いていた。 父は服を着て、 「すまなかった」と言って部屋を出た。 私はただ泣いていた。
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