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「・・・よっと。」
洗面器を両手で持ち土浦は月森のベッド付近まで近付き、洗面器を置く。
乾いたタオルを氷水が入った洗面器に浸け、両手で絞り、月森の額にゆっくり乗せる。
「・・・何か食いもんが必要だよな」
(台所に果物があったな)
ちらっと見えたのを思い出した土浦はまた1階へ降りる。
台所に向かうと色んな果物が積んであった。
林檎、梨、オレンジ等。
(お。林檎がある。多分アイツも食べれるだろう)
土浦は引き出しから下ろし金を出し、林檎を一度洗い、下に鉢を置き、皮のまま下ろした。
(良し。後は食事だな)
林檎を下ろし終わると、土浦はお粥を作り始めた。
(卵と、お。葱がある。)
冷蔵庫を開け、卵と長葱を見つけたので卵1個と長葱1本と出す。
(てか、米はあるのか・・・?・・・お。あった)
下の引き出しを開けると米袋があったので2合程出した。
(良し、材料も揃ったし。お粥を作れるな)
こうして土浦の料理は続いた。
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