序章

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目覚ましの音で目が覚めた。 カーテンの隙間からは朝日が差し込み、今日も晴天を思わせる。 隣で寝ている彼は疲れているのだろう…ずっと規則正しい寝息をたてたままだ。 彼の腕は、私をしっかりと抱きしめて離そうとしない。 こうやって寝る癖も、気持ち良さそうな寝顔も、見れば見る程に幸せを感じさせる。 私はベッドから出る前に時計を確認し、小さな欠伸をした。 ちょっと重たい腕を退かし、フラフラと立ち上がる。 まだ眠い目を擦りながらカーテンを開けた。 今日もまた一日が始まる…。
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