序章

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「…そろそろ時間だよ?」 ベッドの端に座りサラサラの髪に指を通しながら言うと、少し反応が返って来た。 「……んー…もう時間?」 「…そう。早く起きなよ?遅れちゃうからね!」 ドアノブを捻りながら言い、寝室を後にする。 「……はーい。」 小さく聞こえた返事を確認してから、ドアを閉めた。 とても寝起きが良いとは言えない彼だったが、ここ最近で少し変わった気がする。 本人は自覚してるのかな?
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