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はじめのうちは
悲しくて痛くて怖くて
ただ、泣いていたけど
私が泣くと父は
余計に怒って殴った。
だから
私は泣くのを辞めた。
テレビを見たりして
少しでも声を出して
笑っていると
うるさいと殴られた。
だから
私は笑うのもやめた。
何も、面白くなくなって
表情自体を作らなくなった
作れなくなった。
それでも私は
父に、母に
気に入られたかった。
私を見てほしかった。
私いい子にしてるよ…
お父さん、
お母さん、
こっちを見て
わたしを見て
まだ４歳だった私には
親が全てだったし
愛してほしかった。
ただそれだけだった。
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