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小学校に上がるまで
何一つ
生活は変わらなかった
私は同じ毎日を
繰り返していて
相変わらず
毎日殴られたり、
蹴られたりしていた。
父の怒りの矛先は
私のどんな些細な行動にも
向けられた。
笑うのも駄目
泣くのも駄目
歌うのも
声を出すのも
テレビを見るのも
とにかく、私が
何かをするのが
父にとっては不愉快で
父の目の端に
私の姿が入れば
それも不愉快で
私はなるべく
目立たない様に
部屋の隅に
蹲っていた。
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