20人が本棚に入れています
本棚に追加
私は即座に
それを理解した
父にも母にも、
私はいらない子になった
悲しくて泣きたかったけど
まだ、
振り向いてくれるかも
なんて
愛されたい
なんて
希望があって
私は泣かずに我慢した
そんな事
ほんとうは
思ってないよね?
こっちを見て
わたしを見て
その日からは
私は空気みたいに
扱われて
食卓に私のご飯が無いのが
当たり前になった。
幼稚園の
お弁当だけが唯一の救いで
何でか、毎日
お弁当だけはあったから
時間をかけて
何度も何度も噛み締めて
お弁当を食べるように
なっていた。
最初のコメントを投稿しよう!