20人が本棚に入れています
本棚に追加
「うん…うちも…コウヘイとはちょっと違うけど…そんな感じ。家には…私要らない子だから…」
何となく私は言った。
コウヘイには
言っても良いかなと思った
コウヘイは
深く追求はしなかったけど
私の話を
静かに聴いてくれていた
「何処にも…居場所が無くて…わたし」
と言って少し笑った。
つもりだった。
「…無理して笑うなよ」
「え」
無理してる気は
無かったから
驚いて間の抜けた声を
出してしまった
「無理なんて…してない」
「笑い顔が人形みたい」
私はどう云う事が
解らなくてきょとんとした
最初のコメントを投稿しよう!