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コウヘイは
自分の胸の辺りをさして
「見たろ、この前の発作。ここがうまく機能しないんだ」
「…そう…なんだ」
私はなんて答えていいか
解らなくて…
黙ってしまった。
「はは、ゆなは困ると黙るな?」
「そ…うかも」
そこで
声が割って入る。
「おっふたりさーん、珍しい組み合わせだねぇ~」
私は声に振り返った。
聞き覚えがある。
「綾!」
「そういや約束してたんだったな。」
「そぉよー」
綾は屈託なく笑う。
「いつの間に仲良くなったの?ビックリしちゃった」
「綾を待ってる間に話してたの」
私は答える。
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