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「センセぇ?」
「美歌、遅い。」
「だ、だって…」
「五月蝿い。ハイ、そこ座って。」
「う、うるさいって……んっ……ふ……っ///////」
離れても離れても。
先生の舌が絡みついて離れない………
恥ずかしくて。
顔がきっと真っ赤だ…。
嘘みたい。
最初、あの時。
ずっと保健室で入り浸って居たあの頃からみると。
あたし、幸せ…………?
「許して………」
「許さないよ。」
「……!?え……」
「驚いた?」
先生が素敵なスマイル。
「な……んだ、冗談」
「冗談じゃない。ホント。」
「……………?」
眉を少ししかめるあたしに、先生がいたずらっ子みたいに笑った。
「俺に告白して。」
「はっ?」
「花畑先生の前で。」
「ちょ」
「きけないのは許さない。誰に言ってんの?」
う゛……。
あたしは言い返せずに、ゴクンと液をのむ。
「……………もし、嫌って言ったら?」
「このまま犯す。」
「そ…れ、は…」
是非、お願いします!!
なあんて、
言ったら完っ全に引かれるかな…。
クスッ。
「どうするの?」
「………………」
どうするって……………
どうするよ?
「俺のこと好きなんだろ?言えよ。あたし、先生のこと好きぃ~って。」
「だ…って、それじゃあバレるよ…」
「俺は好きだって言わなければバレないでしょ。」
「…………ずるい」
あたしだけ好きだって言って、
先生は知らないフリだなんて。
「文句あんの?」
「ん…………んっ」
ギシッ
ベッドに押し倒されて、先生はあたしの手首を掴んだまま、キスを止めない。
「カ………ギ」
「もう閉めた。」
「え…いつの間に…ん………っ…」
「シ…。騙ってね、美歌チャン」
「…………ん、」
先生……………?
どうしたらあたしのこと、
好きになってくれますか?
あたしは、あたしの上に覆い被さる先生の背中を、
静かに抱きしめた………。
先生……………?
愛しています…………。
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