通じる心

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悠希といつものように一緒にいた。 そこに… 友:キミ、悠希君だよな? 悠希:うん…そうだけど… 悠希はオドオドしながら声を掛けて来たクラスメートをみた。 友:俺、拓巳って言うんだけど友達になれない? 悠希:…… 桐斗……どうしよう? 悠希は不安そうに俺を見て訊ねてきた。 桐斗:好きにすれば? 俺はモヤモヤした気持ちを抑えきれず冷たく返事をした。 拓巳:別にコイツには関係なくない? 悠希:…どうしよう…? 悠希は泣き出しそうな顔をして俺と拓巳を交互にみていたが、 悠希:僕…桐斗と一緒がいい… 訳のわからない理由を付けて桐斗の後ろに隠れる悠希。 拓巳:……? 拓巳は頭を傾げて桐斗を見る。 桐斗:悠希は拓巳と友達になりたくないのか? 悠希:わからないよぉ!? 悠希は拗ねたようにその場にしゃがみ込んだ。 拓巳:桐斗君…だっけ? 桐斗:そうだけど? 拓巳:君と友達になれば悠希君とも友達になれる仕組みかな? 桐斗:はぁ? コイツいきなり何訳のわからない事を言い出すんだ!? 拓巳:違うのかな? 拓巳はどうしても悠希と友達になりたいらしい。
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