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桐斗:悠希、友達増やすのもいいんじゃないか?
俺はしゃがみ込んでいる悠希の頭を優しく撫でながら言ってやった。
悠希:桐斗がそう言うなら…
ゆっくり立ち上がりながら可愛い笑顔を見せる悠希。
やっぱり…
ちょっとヤキモチ。
拓巳:ありがとう!!
拓巳は嬉しそうに満面の笑みで悠希に笑いかけた。
コイツ…
嬉しそうな顔しやがって!!
俺は思ってる事を顔に出さないように笑った。
悠希に打ち明けるべきなのだろうか…?
拓巳がいなくなりまた悠希と2人っきりになると
悠希:桐斗…?
なんか怒ってない?
俺の心を読み取るかのように顔を覗き込む。
桐斗:別に…
悠希:そう…かな?
悠希の無邪気な顔が…
近い!!
悠希にキス出来るチャンスかも…
いや、ダメだ!!
嫌われたらどうする?
俺の心の中は葛藤中…
悠希:どうかしたの?
俺は我慢出来なくなり、
桐斗:悠希。
悠希:何?
桐斗:俺…俺な…
悠希が…好きなんだ!!
とうとう言っちまった!!
悠希:ほんと!?
ほんとに僕が好き?
悠希は少しはにかみながら…
でも嬉しそうに聞き直して来た。
桐斗:おぅ!!悠希を俺の恋人にしたい!!
悠希:嬉しい!!
僕も桐斗が大好き♪
そう言って悠希は俺に飛び付いた。
俺はこの後、悠希に心に仕舞い込もうとしていた事を全部ぶちまけた。
拓巳に嫉妬した事も。
悠希は時折はにかんだり笑ったり、俺に抱きついたりしながら喜んで話を聞いてくれた。
そして俺の話が終わると、
悠希:僕もずっと言わないでおこうと思ってたんだよ。
桐斗に嫌われたくないからね。
目にいっぱいためて嬉しそうに最高の笑顔を俺に見せてくれた。
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