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あの日を境に拓巳が混ざったが悠希がちゃんと説明してくれたおかげで邪魔にならないように気を使ってくれているようだった。
拓巳は時折悪戯で俺の前で悠希を抱き締めたりしやがるから拳骨でこついて離れさせたりした。
その度に拓巳は、
拓巳:誰にも入る隙なんかないな…
と溜め息をつく。
それを見て悠希が笑いながら
悠希:うん!!
桐斗がだ~い好きだも~ん♪
と俺に抱き付き嬉しそうに言い返す。
拓巳:はい、はい。
じゃ、邪魔者は退散するとしますかね。
いつも拓巳は笑顔で手を振りいなくなってくれる。
拓巳がいなくなると
悠希:ねぇ、桐斗…
桐斗:ん?
悠希:僕たち…
僕たち…ずっと…
桐斗:俺と悠希はずっと一緒だ。
安心しろ。
俺は悠希と離れるつもりなんか微塵もないからな。
悠希は目にいっぱい涙をためてあの可愛い笑顔で嬉しそうに頷いた。
何度も、何度も…
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