不可解な感情

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幸か不幸か… 俺と悠希は同じクラスになってしまった。 悠希:ねぇ、桐斗。 おんなじクラスだよ♪ 桐斗:あぁ。 素っ気なく俺が返事をすると、 悠希:桐斗は嬉しくないの…? と寂しそうに俯く悠希。 桐斗:そっ、そんな事ないぜ。 慌てて俯く悠希に笑いかけると、 悠希:良かったぁ!! いきなり嬉しそうな顔をする。 時折見せるこの笑顔に俺はときめいてしまう。 何故だろ…? そんな事を考え込んでボーっとしてる俺に、 悠希:桐斗…? 桐斗:……えっ!? いきなりの事に対応出来ずにうろたえていると、 悠希:どうかしたの…? 顔、赤いよ? 悠希は俺の顔を覗き込むようにかがみ込む。 桐斗:なっ、何もない!! 悠希:そぅ…? ならいいけど… 心配そうな悠希に俺は元気に笑って 桐斗:ほんとだって!! 悠希は安心したようにかわいい笑顔を見せる。 なんだろ… この感情は… このときめきは…
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