第一話

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あまりの眩しさに目を覚ました。 壁にかけられた埃をかぶった時計は2時を告げる。   「oh サンタマリア」 僕は思わずため息をもらす。   朝見た朝焼けは昼過ぎに雨を呼んだらしい。 外はいつから降り出したのか少量の雨粒が地面を濡らしていた。   今日はなにをしようか。 ふと部屋の端に立てかけてあるギターを手に取る。 誰に聞かせるわけでもなく頭に浮かんだメロディーを弾き続けた。   どのくらい弾いただろうか。 弦が切れたのが合図となり我にかえり、カレンダーを見た。   丸2日経っていた。   「oh サンタマリア」 僕は思わずため息を漏らす。
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