第三話

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夢を見た。 連日の熱帯夜のせいだろうか…最近は嫌な夢を見る。 今日見た夢もまたそんな夢だった。   僕は結婚式を挙げていた。 チャペルと言うのだろうか… 綺麗な場所だった。   相手の顔はあまり覚えていない。 しかし神父が江戸川コナンだった。   「oh サンタマリア」 僕は思わずため息を漏らす。   意外にも挙式は順調に進んでいった。 そして指輪の交換。 渡されたのはカールだった。   「oh サンタマリア」 僕は思わずため息を漏らす。   僕は新婦にもカールを付けようとした。 しかし新婦がキレ出し、カールを袋ごと神父の顔に叩きつけた。   案の定神父はカールまみれになり 「ぺろっ…これは…! 星3つデース!星が3つで星3つデース!!」 と叫び、聖母マリア像に蝶ネクタイを付け、それをしばらく眺めると腹を抱えて大爆笑していた。   そこで目が覚めた。   嫌な夢を見た…そう思いながら枕元に置いてあったミネラルウォーターに手を伸ばすと…   僕の薬指にはカールがはさまっていた。   「oh サンタマリア」 僕は思わずため息を漏らす。
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