消せない気持ち

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携帯をいじってると メールが届いた。 指定の音楽。 修平からだ。 《愛菜に出会えてよかったよ。後悔なんてした事なかった。愛菜が好きなやつ出来たって言った時、死ぬほど嫉妬した。俺が言えた立場じゃないのにな。愛菜をすごく愛してる自分に改めて気がついた。愛菜がいなきゃ俺はだめみたいだ》 読んでいるうちにまた涙が溢れてきた。 「…私だって…修平がいなきゃ…だめだよ…」 携帯を握りしめて 声をあげて泣いた。 返信なんかできるわけない 修平を苦しめるだけだから 奥さんを…子供を悲しませる…。 でも 気持ちが消えないよ… 修平…
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