闘い

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廃墟の舞の宮ホテルに閉じ込められた桂木はそのホテルを捜索してみた。そのホテルは14階建ての鉄筋コンクリート造りの丈夫なものであった。しかし鉄骨は酸化し、コンクリートも朽ちてきていた。 桂木は階段を上り、最上階を目指した。4階に着くと朽ちたコンクリートなどは一切なく、まるで開業当時を物語っているような綺麗さだった。 桂木は不気味に感じ、足早に最上階を目指した。そして、無事に最上階に着いた。4階以外、全ての階層が廃墟という感じであった。 屋上へ抜け出せる階段を見つけようとした。しかし、そのようなものはどこにもない。 桂木は変わったものを発見した。それは日本刀のような鋭い刀であった。そこには木の札で『戦我が身を救う』と書いてあった。 桂木は護身用に装備した。
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