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その頃14人のロシア人が暮らす盆地では感染症が発症し始めた。その感染症とはモンゴルの砂漠地帯に生息するサソリの毒である。
しかし何故今になって発症したのかという疑問が上がった。それは環境の変化なども影響したかもしれないが真相は謎に包まれたままである。
高熱や嘔吐などの症状に悩まされたロシア人はなんとか生活を続けていたが、2、3ヶ月が経ったある日、1人が死亡。続けて半年後、1人が死亡した。
12人は子孫を残そうと努力をした。なんとか3人の子供ができた。
しかし、その子供までもサソリの毒の症状を持っていた。
15人全員がサソリの猛毒に感染していて子供が1人、大人が5人死亡した。遺体は全て北にある山に埋められた。
ある日、この地に日本人が足を踏み入れた。9人にまで減少したロシア人はすぐに取り押さえ、事情を聞いた。しかし、英語を使用しているロシア人に日本語は通用しなかった。
この場所を知られてしまったということでその日本人を殺害した。
その後もロシア人の病状は悪化し5人まで減少した。子供も1人いる。
この地を訪れる旅人も増加した。訪れるごとに殺害を繰り返した。
病気の影響で3人まで減少したロシア人は絶滅寸前だった。
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