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時代は明治になろうとしていた。村民はあの土地に到着した。十字架は腐食し地に倒れていた。しかし遺体は見つからなかった。同時に村民の病状は悪化した。絶滅寸前の村民は1人が生き残った。盆地を巡り始めた。村民は山岳地帯で掘り返されたような土地を見つけた。掘ってみると無数の人骨が見つかった。そこはあの北の山である。村民は逃げるようにその場を離れ、急いで村へ帰った。村は廃墟と化していた。村の住民は皆、死に絶えていた。あの感染によるものである。
生き残った村民は「十文字京介」という名であった。
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