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美しい木々の緑が象徴の町があった。
その町は、ある日一瞬で紅色に染まった。
木々や家は燃え盛る。
その火事に巻き込まれた人々は絶叫と共に死に逝く。
崩れ落ちた家の瓦礫の下敷きになった人は、もはや言葉ではない叫び声を上げながら絶命していく。
明るい声で溢れていた町は、今や恐怖と絶望に包まれていた。
見慣れない黒いローブを着た者達が突然町に姿を現した。
辛うじて生き残った何名かは、この惨事の原因であろう黒ローブ達を殲滅すべく、闘いを始めるが、完全に劣勢だった。
黒ローブ達は生きている者なら赤ん坊でも容赦なく殺し、町のある一点を目指して進んでいく。
その場所には惨事を免れた人々が、彼らに抵抗する為に集まっていた。
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