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『!?』 『!?』   ━━━━シーン………   『………。』   一瞬時が止まったように静まりかえった。     しかし、その沈黙の時間がとてつもなく長く感じた。   (…ヤバい) 『…あっは。流君も男の子だね♪エロエロじゃんか。』   とりあえずその場しのぎで笑ってみる。     『え…。いや男はエロいもんだろ?』   『流くんも男だったのね。』   これで笑い飛ばそうとした。   『!!』   (そぅそ。これ。一番好きな時間)   しかし、流の表情は曇っていく。     『…お前、今まで俺を男として見たことなかったのかよ?』   流の目つきがかわった。    『え…?』   『…。』   流が無言で近付いてきた。   (!!?)
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