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｢じゃあな、昭(ｱｷ)｣
｢おう、また明日な｣
いつも通りの学校帰り
俺、柳 昭博(ﾔﾅｷﾞ ｱｷﾋﾛ)は友達と別れ家に向かう
｢ただいま｣
｢おお、昭博お帰り｣
父の智之(ﾄﾓﾕｷ)がリビングでテレビを見ていた
父は建築家で一応柳建設の社長
｢今日も家にいるの？｣
｢ああ、会社はつまらんからな｣
｢いいの？ほったらかしで｣
｢大丈夫だよ、巧(ﾀｸﾐ)に任せてるから｣
巧とは俺の兄
時期社長となるべく父の会社で働いてる
｢ふーん｣
｢お前も俺の会社で働くか？｣
｢興味無い｣
そう言って俺は部屋に向かう
部屋に入るとすぐにパソコンの電源を入れる
それが俺の日課
｢あら、おかえり。またパソコンしてるの｣
母の美枝(ﾐｴ)がドアを開けてのぞいてる
｢勝手に開けるなよ｣
閉めに行く俺
今からやらなきゃいけないことがあるのに
プライバシーも糞も無い
｢何よ、そんなに見られたくないの｣
｢当たり前だろ｣
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