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茉「‥‥おい、むやみに近付いてくるな。」
翡「へえ、まだ言葉遣いが直ってないみたいだな。」
翡翠がそのまま茉莉の唇を奪おうとしたときだった‥‥。
楠「は~いストップ!とりあえず二人がラブラブしてる間に全部予定決めちゃったから♪後は理事長に確認よろしくね?」
茉「って、もう終わったんですか?いくらなんでも早すぎじゃ、」
翡「言ったろ?恒例の行事だって。だいたいがもう決まってるからすぐ終わるんだよ。」
蓬「よし、じゃあもう終わりだよね?や~っと椛とデート出来るじゃん♪」
鼻歌を歌いながら蓬は勢いよく生徒会室の部屋のドアを開けて早々と帰っていった。
そしてそれに続くかのように他の生徒会メンバーも帰り始めた。
茉「‥‥(みんなに紛れてしまえばバレないか?)」
その群れの中に茉莉もまじって帰ろうとするが、いつの間にか翡翠が茉莉の目の前にきていて進行方向を封鎖していた。
翡「まさか帰ろうとしてるわけじゃないだろう?これ出しに行かなきゃな、理事長室に。」
茉「やはり無理だったか。」
茉莉の呟きを無視しながら腕をきつく掴み、理事長室へと入る二人。
そしてそこには優雅に紅茶を飲みながら書類に目を通す理事長の姿があった。
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