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「余計な事? そんなにまずいことなんですか?」
やけに鋭いキィナちゃん。
禁児はもう汗ダラダラです。
「う……そそそそんな事ないんだべぇ。ホシクナールZってのはな、えっとな、星がな、くなるんだよ。こう、くなっ、くなっ、て」
アンタもう喋らない方がいいと思います。
「あの、意味分かりませんけど……。って、キャティさん!?」
「きんじぃ……」
悩むキィナの瞳に、恍惚とした表情のまま、四つん這いで禁児に近付くキャティが移ります。
「キャティさん!! どうしたんですか!? いくらなんでも様子が……」
慌ててキィナがキャティに駆け寄り、そばに脱ぎ捨ててあった禁児の上着を羽織らせます。
「……強度の洗脳魔法がかけられてますね。魔力アイテムの類のような……。禁児さん、キャティさんに何したんですか!?」
キィナが、ネドヴァンに向けたような瞳で禁児をにらみます。
禁児はもう目が泳ぎまくって、水溜まりが出来るほどに汗を流してます。
さあさあ、面白くなって参りました。
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