第二話:ノインたんのドキドキ性教育

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  「さてノイン、今から『禁児先生の子作り講座』を始める」 「……どんどん、ぱふっぱふっ」 禁児の部屋の中では、何やらカオスな儀式が始まろうとしていました。 お馴染みの擬音を口で言いながら小さく拍手をするノインに、禁児が満足げな表情を浮かべます。 「ノインたん! そんな、ぱふぱふなんて! でもノインの胸じゃぱふぱふは無理か!? いや、でも小さい胸を必死で寄せて挟もうとする、というシチュは素晴らしいかも知れない!」 死ねよお前。 「……胸? 寄せる?」 ノインが首を傾げながら、服の上から胸をきゅっきゅっと寄せたり離したりします。 「うひょほう! ストラァァァァイク! アウト! 俺アウト! 安西先生!! 俺、ぱふぱふがやりたいです! ぱふぱふがぁっ!」 アンタもう試合終了です。 「……それより、赤ちゃんの作り方教えて下さい。禁児先生……」 先生と呼ばれて、またも昇天しかける禁児ですが、何とか平静を保ち、話を始めます。 「ハァハァ……さて、これから色々と実践を踏まえてハァハァレクチャーするハァハァ。俺のハァハァ言う通りにハァハァするんだぞ?ハァハァ」 ハァハァハァハァ息荒げ過ぎですこの変態。 「……らじゃ」 鬼畜スマイルを浮かべる禁児に、ノインは無表情のまま頷きました。 とりあえず、これからの展開がとても心配です。 「まず……ノイン、服を脱げ」 ちょっ……! 「……らじゃ」 うええっ!? さて、この娘は羞恥心に欠けてるのでしょうか。 禁児に言われたとおり、ノインは着ていた黒いワンピースのボタンを一つ一つ外していきます。 やがて、申し訳程度に膨らんだ胸を覆う黒い下着が露になりました。  
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