第二話:ノインたんのドキドキ性教育

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  「そう! そうだ、その調子だ!」 囃し立てる禁児を気にする風もなく、ノインはただただボタンを外します。 そして、ひゃさっという衣擦れの音と共に、着ていたワンピースが床に広がりました。 ノインの姿はというと、人形のように白い肌に黒いレースの下着上下のみです。 「……これでいいんですか、先生?」 無表情のまま、ぽつりと問いかけるノイン。 禁児は前屈みで悶えています。 死ねばいいのに。 「うむ、うむ、とりあえずだ。先生によく見せてみろ。ほれほれ」 もはや子作りではなく、ただのエロお医者さんごっこです。 「……どうぞ」 ノインは頷いて、そのまま立ち尽くします。 禁児はというと、それはもうまじまじとノインの胸を凝視しました。 「ふむふむ、キィナよりは僅かに膨らんでるんだな。さて、他は……」 続いて禁児の視線が、胸から段々と下に移動し、可愛らしい黒のショーツをまじまじと視姦し始めます。 てか、いい加減にしろ。 「いい! いいねノインたん! もう少しそのまま!」 「……らじゃ」 無抵抗なのを良いことに、下から上から、前から後ろから、荒げた鼻息がかかるほどの距離をキープしながら、下着姿のノインをなめまわすように眺める禁児。 そんな禁児の姿を、ノインは不思議そうに目で追います。 「うおあああ!! 見るだけで満足できるかぁっ!」 「……ぴかっ?」 その時、ずっとノインを眺めていた禁児のリビドーが爆発し、あろうことかノインを押し倒しやがりました。 「ククク……これから実技講習に入る。覚悟はいいな、ノイン?」 禁児の身体の下で、ノインがこくんと頷きます。 もう辛抱たまらなくなった禁児は、すぐさまノインの小さい胸を鷲掴みにしました。 「……にゅ……っ!」 その瞬間、ノインから漏れる、吐息混じりの甘い声。 「どうした、ノイン?」 「……そこ触られると……なんか、痺れます。……電気は効かないはずなのに……。……にゅっ……」 ちゅどーん。 その瞬間、禁児の中で何かが破裂しました。 禁児の脳内で、総司令官が命令を下します。 ――槍を使え、と。 「よっしゃノインたぁん!! 子作りレクチャー開始なんだぜっ!」 「……にゅっ?」 禁児が勢いよくノインの華奢な身体をだきしめました。
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