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「……先生。ちょっと苦しいです」
きつく抱き締められたノインが、小さく悲鳴をあげます。
「我慢しろ。実技講習だ」
そう言いながら、変態禁児はノインの身体に鼻を押し付け、くんかくんかと匂いを嗅ぎまくります。
こいつ、本当に投獄した方が良さそうです。
「ククク……いい匂いだなノインたん。でもしばらくしたらこれがいやらしいメスの匂いに……。ウヒョホホホ!」
本当黙れよ変態。
「……メス?」
ノインが首を傾げますが、禁児はそんなの華麗にスルーして、ノインの細い体を抱き締めながら、頬擦りしたり眺めたりとやりたい放題です。
「さて、本格的な実技に入る前に、その最後の布も外してもらおうか」
禁児が邪悪な笑みを浮かべて言います。
「……これも脱がなきゃ駄目なんですか?」
そう言ってノインが、胸を包む黒い下着をちょんと摘まみます。
「ダメダメ! 当然ダメダメなんだぜ! さあ、脱げ。らじゃ、と言え! そしてブラジャーを取れ! さあさあさあさあ!」
ノリノリの禁児に、少し圧倒されながらも、ノインは小さく頷きます。
「……らじゃ」
ノインが小さい胸の間に、両手をかけました。
どうやらフロントホックのようです。
「……っしょ」
ノインの指がしなやかに動きます。
禁児の荒い息だけが響く部屋に、ホックが外れるプチッという小さな音が響きました。
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