第二話:ノインたんのドキドキ性教育

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  「うひょほほほ! のののノインたん! さあさあ早くその布を外して、先生に見せなさい!」 涎を垂らしつつ、血走った瞳で、ノインの胸を凝視する禁児。 「……顔、怖すぎ」 少し怯えたように顔を背けるノイン。 「いや、大丈夫! 心配いらん!」 それを見て、禁児がきりりっと表情を整えます。 「……らじゃ」 それに安心したのか、ノインは頷いて、下着を外しました。 ささやかに膨らんだ胸。 雪のような白さを持つそのてっぺんに、ちょこんと乗った可愛らしいピンクの突起が……って! そろそろアウト! アウトですってばっ! 「ぐふぉあぶぁどぅるるあぁ! 死んでもいい! 俺、死んでもいい!」 床を転がり回って悶絶する禁児。 「……ぴか?」 それを不思議そうに見つめるノイン。 ――その時。 ♪別れた~女に恨みを込めて  男一匹、藁人形~ 「……あ、キャティさんから電話」 「ほぁぁぁぁぁっ!?」 先程脱ぎ捨てたワンピースの中から鳴り響いた、演歌のヒット曲“男一匹藁人形” なんでこれがキャティの着メロなのか全く解りません。 「ノイン! 出たらアカン! 出たら……」 「……もしもし、私ノインちゃん。今禁児先生の部屋にいるの」 「ほぎゃあああああっ!」 禁児の制止を無視して電話に出たあげく、都市伝説風に居場所までカミングアウトするイン。 禁児は震えながら様子を伺います。 「……はい。今赤ちゃんの作り方を実践付きでレクチャーしてもらってます」 「うををををい!」 禁児が絶望の悲鳴をあげます。 てか、この時点で処刑確定です。 「……今、上の下着を外した所です。……本番? ……にゅ。分かりません」 「いやああああああ!」 ゲームオーバー確定の瞬間でした。  
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