第二話:ノインたんのドキドキ性教育

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  やがて光が止むと、禁児は水晶球の中で鎖で繋がれていました。 「らめえっ! 冷たい鎖が食い込んで……食い込んでぇっ!」 水晶球の中で悶える禁児。 もう割っちゃって下さい。 「ノイン、大丈夫やった!? 禁児に変な事されへんかった?」 既に衣服を纏ったノインに、キャティが問いかけます。 「……大丈夫。でも……」 ノインが少し俯きました。 「でも……なんや? 何かされたんか?」 心配そうに問い質すキャティに、ノインが静かに答えました。 「……結局、赤ちゃんの作り方分からなかったです。キャティさん、キィナさん、教えて下さいませんか?」 その言葉に、さーっと青ざめる二人。 ノインの期待に満ちた眼差しが、二人にちくちく突き刺さります。 「ち、ちいと待っとってな!」 そう言ってキャティとキィナがひそひそと作戦会議をします。 「……どうしましょう、キャティさん」 「せやな……。何とか上手くオブラートに包みながら説明せなあかんな……」 「そ、そうですよね……」 「キィナ! ここはウチより丁寧なキィナの方がええやろ」 「ええーっ! 私ですか!?」 「もしキィナが無理やったらウチが行く。せやから、頼むわ」 「わ、分かりました。さりげなく、かといって間違った知識ではなく、比喩を交えて上手く説明……してみます」 作戦会議が終了し、キィナが決意の瞳でノインの目の前に移動します。 「ノインさん、よく聞いて下さい」 「……にゅ」 キッとノインを見据えるキィナ、頷くノイン。 キャティとノインが見つめる中、キィナがゆっくりと口を開きました。 「……ここにバナナがあります」 アウト!キィナアウト!  
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