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「じゃ、じゃあ次はウチが説明するで!」
「……にゅ」
玉砕したキィナの代わりに、今度はキャティが説明を始めます。
「赤ちゃんが出来るんはな、花が受粉するみたいなもんなんや。雄しべと雌しべがくっつくのと同じなんやで」
とりあえず、キィナよりは上手く説明が出来ているようですね。
「男には雄しべ、女には雌しべがあるんや。それがくっついて、子供が出来るんやで」
何か色々端折ってる気がしますが、まあ綺麗に纏めています。
「……質問です」
ひとしきりメモ帳にペンを走らせた後、ノインが静かに呟きました。
キャティはビクッと緊張しながら、ノインの次の言葉を待ちます。
「……具体的に、私たちの雄しべと雌しべになる部分って何処なんですか?」
「ふにゃああっ!」
一番聞かれたくない質問を、ビシッと聞いてくるノイン。
ですがまあ、当然の質問です。
「そ、そそそれはやな」
キャティの瞳がそれはもうバタフライで泳ぎます。
そして次の瞬間、またもや事件が起こりました。
「これが雄しべやーっ!」
バナナを手にして叫ぶキャティ。
とりあえず、キャティちゃんもご乱心です。
てか、どうしてくれるんですかこのカオス。
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