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「ふぇぇっ! さすがアフロ先生! 私達に言えない事を平然と言ってのけるッ! そこにシビれる! あこがれるゥ! ……じゃなくてっ!!」
何やら早口でまくし立てて、ビシィッと一人ボケ突っ込みをかますキィナ。
この子、頭にグングニルでも刺さってんじゃないでしょうか。
「……ち○こに、と」
「ノイン! メモらんでええわぁ!」
そして澄ました顔でアフロ先生の放った淫語をメモるノイン。
ウェイトレスは大慌てで、客の噴いたコーヒーの後始末をしています。
近年まれにみるカオスです。
「……ん? 何かいけなかったか?」
平然と紅茶を飲みながら、アフロ先生が慌てるキャティ達に問います。
「いけないというか……あの。さっきみたいな直接的なアレじゃなくて、もっと表現というかなんというか……」
「ま、まあ。悪い事はないんやけど、少し下品過ぎやなって……」
一応相手は教師。
キィナとキャティも少し遠慮がちに答えます。
「なるほどな。確かにさっきの回答は、教師として品位や知性に欠けていたな。訂正しよう」
アフロ先生が、もう一度ノインの瞳を見据えます。
「ノイン、赤ちゃんの作り方はな……」
さっきと同じように頷くノイン。そして、アフロ先生の口がゆっくりと開きました。
「ペ○スをヴァ○ナに……」
ぶふぇぁらあぁっ!
ぱりんぱりんぱりーん!
「ふぇぇぇっ!!」
またも盛大にコーヒーを噴き出す客。
そこら中で割れるカップ。
そしてキィナの悲鳴。
確かに知性が加わりましたね。
うん。最低です。
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