最後のキス

ﾌﾟﾗﾈﾀﾘｳﾑ

ﾌﾟﾗﾈﾀﾘｳﾑの闇は
君との夜の始まり

隣りにいても

手も握らない
握れない

こんな緊張があるんだね

天を仰ぎ、星座を目で追った

星よりも

君のことが気になって

息を吸うことも

自然にできなかった

息を飲み込む音さえ

気になった

冷房が効いて
肌寒くなった

君と初めて逢った夏