憧れの人

4/7
前へ
/49ページ
次へ
「よっ。雪。…と…お、夏貴ちゃん」 でたっっ!!俺の幸せな時間を奪う悪魔。 深海 春仁(シンカイ ハルヒト) この高校の化学教師。 須王先生と大学が同じらしくて、よ~く保健室に遊びにくる。 そして、俺と先生の仲を邪魔するんだ。 「深海先生っ!俺のこと『夏貴ちゃん』って呼ぶのやめてくださいよっ」 深海先生は須王先生が『夏貴ちゃん』って呼んでくれてるのを真似て、俺のことをそう呼ぶ。 それがクラスの奴らにも広まって、今じゃみんなに呼ばれるようになってしまった。 「なんで?雪は『夏貴ちゃん』って呼んでるのに…」 「先生は特別なのっ!『夏貴ちゃん』って呼んでいいのは須王先生だ…け…///」 ……お、俺何言ってんだろっ!?今のじゃまるで告白してるみたいじゃんかっっ///!! 売り言葉に買い言葉。でもないけど、ムキになってとんでもないことを言ってしまった…。と、後悔した。
/49ページ

最初のコメントを投稿しよう!

41人が本棚に入れています
本棚に追加