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私、たか(20才)は、スロットで生活をしている日々を送っていた。もちろん、朝から晩までスロットを打っているわけだから彼女もいるわけもない。ただ、毎日をスロットにつぎ込んでいた。スロットは、勝ったり、負けたりのギャンブルであり、勝てば焼肉、負ければ水だけで生活するような日々を送っていた。
そんなある日いつものごとくパチ屋にいきうっていると調子がよく、10万位は、でていただろうか、一人で今日は、何を食べようか考えていると「すいません、いれてもらっていいですか?」横の人が声をかくてきた。40代後半位の女性ではないだろうか、
(スロットを知らない人もいるので解説するが、スロットは、当たっても7か3をそろえなければ意味がなく、そこで少しだけ技術がいる)
「あ、いいスよ」と入る
「ありがとう、これ食べてください、」とチョコを渡される。甘いものが嫌いだった私は、
「気にしなくていいスよ」と誘いを断った。
しばらくすると隣がまた当たり
「また、いれてもらっていいですか?」と声をかけられる。
「いいですよ。スロットは、初めてですか?調子よくていいですねぇ」と声をかけながらいれてあげる。
「はい、わからなくて難しいけどおもしろいですねぇ」とその女性は答えた。
彼女との出会いは、パチ屋ではあたりまえの会話からスタートしていった。
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