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『ユーリ?』
「?
………やっ!?///」
コンラッドは頭に着いている物が何かを確かめるため、ユーリの頭に手を伸ばした。
そして頭の異物に触れた途端に、
ユーリは声をあげた。
これは何かと、未だに判断のつかないコンラッドは、ベッドサイドの小さな電気をつけた。
ボンヤリと明るくなり、
ユーリの頭に目をやり、コンラッドは唖然とした。
(アニシナの言っていた『オマケ』と言うのはこのことか)
それが何かと言うことと、何故着いているのかを理解したコンラッドは自然に頬が緩んだ。
ユーリの頭に着いていた……
いや、生えていたのは、ユーリの髪や瞳と同じ漆黒の【猫ミミ】だった。
「そんなっ、にぃ……
触らないでぇ!!」
ボーっとしながらずっとミミを触っていたらしい。
ついでに確認すると人の耳は消えていた。
だが、今回は成功作品なので、コンラッドは大して気にしなかった。
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