日常のマサイ

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「はっ!!」 がばっと飛び起きる。 起きた時には、全身びっしょりと汗で濡れていた。 ドクドクと心臓が中から飛び出そうとしているみたいに強く脈打っている。 「気持ち悪い…………。」 ゆっくりと汗ばんだ額を拭う。 心臓の鼓動がおさまらない。 気持ちを鎮めるように深呼吸し、ベット脇の窓のカーテンを開いた。 窓から入ってくる強い光。 その眩しさに思わず目をつぶる。 慎重に目を開くと、既に太陽は高い位置まで昇っていた。 「もう昼くらいかな…………昼っ!?」 慌てて窓を開け、街の中央にある時計台をみるる。 ちょうど長針と短針が文字盤の12で交わるところだった。 「やべっ。」 何かに追われるように、物凄い速さで支度していった。
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