日常のマサイ

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看板の横にある木製のぼろい扉を、壊れんばかりに勢い良く開く。 チリンチリンと扉につけられた鈴が軽快な音をたてる。 出張所の中には、仕事を受け取りに沢山の人々がいた。 受付の人達は忙しなく動き、仕事を割り振っている。 いかつい男達が、休憩所兼待合室で自分達の順番がくるのを待っている。 情報交換をしたり、雑談したり、笑い合ったり、ワイワイガヤガヤと騒がしい。 これが、ギルド。 俺の場所――――。
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