穢れた空の色

2/3
前へ
/77ページ
次へ
「こら、動くなって」 「んー」 椅子に座る女の子。 描く手を止めず見つめて。 白いキャンバスに描き出す幼い輪郭。 「……よし、今日はおしまい」 「はーい」 にっこりと笑いながら駆け寄ってくる。 「風呂入ろうな」 「うんっ」 少しだけ冷たい手を握って。
/77ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12人が本棚に入れています
本棚に追加