307人が本棚に入れています
本棚に追加
/134ページ
ロードワーク
「ハァ、ハァ」
夜の路地を駆け抜けていく。これでもかというくらいの早さで駆け抜ける。
修矢はとにかくがむしゃらに走るしかなかった。
「この調子じゃ練習はピッチャー陣とは別メニューだな」
監督のその言葉はレギュラーはおろか、ベンチ入りすら外すということを意味していた。白石は1日休んだ後、復帰を果たした。
白石が修矢に声をかけるもあれ以来、気を落としたままだった。
ピッチングもバッターがいないと以前のような球が投げれたがバッター相手となるとキャッチャーミットにすらおさまらくなってしまっていた。
最初のコメントを投稿しよう!