『落』

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光も届かないくらい深い闇に堕ちていく。     どんなに堕ちても底のない闇。     此処は息苦しいくて身も凍るほどに寒い。     最後に暖かい光を感じたのはいつだろう。     わからない。     そのうち光という言葉も、存在も忘れてしまうんじゃないか。     そして俺は今も堕ち続けている。
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