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ふと横をみると携帯電話のサブ画面が光っている事に気がついた。
まだちゃんと回転していない脳に無理矢理鞭を打って右京は携帯を開いた。
重信さんか………
重信さん……この人は右京の従兄弟で父親の兄の息子に当たる。
因みに父親の兄はもう60になり重信さんも従兄弟と言っても今年で確か39……
今年17になる右京とは22歳も年が離れている訳で「重信さん」と呼んでいる。
右京も父親が三十路を回ってから出来た一人っ子という事もあって従兄弟にも関わらずにこんなに驚異的な年の差を記録する事が出来た。
重信さんからのメールの内容は淡白な物だった。「少し大切な話があるから今日右京君の家に行く事にするよ。」
今は春休みなのでもちろん学校は無い。
それに右京が部活に入っていないのを知っているでこんな身勝手なメールになったのだろうが…
……もし俺に予定があればどうしてたんだよ!?
まあ重信さんなら仕方がないか……
どうやら右京にはたいした予定が無かったらしくベッドから降りるとシャワーを浴びに一階に降りていった。
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