プロローグ

2/2
7人が本棚に入れています
本棚に追加
/21ページ
「…ごめんなさい」 薄暗い部屋に響く小さな声。 室内では巨大な魔法陣が淡い光を放っている。 それに女がゆっくりと手をかざせば、一際眩い光を放って魔法陣は消え失せた。 「…賽は投げられた。どうか貴方が私を止めに来て下さい…」 女は一人そう呟くと、灯り代わりにしていた蝋燭の炎を吹き消した。 -暗闇が辺りを支配した。
/21ページ

最初のコメントを投稿しよう!