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俺は、おさむに直接相談しようと思い、外へ出た。
俺の家からおさむの家まで車で一時間もかかるので少し早歩きで駐車場に向かった。
当たり前のように俺はポケットから車のキーを取り出した。
そこで俺は知った……。
自分の車が無くなっていることを……。
俺は仕方なく歩いて、おさむの家に向かった。
おさむの家付近に着いたころには、もう12時をまわっていて辺りは恐い位に暗かった。
それにとっても寒い。
突然、俺は尿意を感じた。それは恐いからなのか。それとも、寒いからか……。
俺はどちらでもないと思った。
何か嫌な予感がするからだと思う。
俺はコンクリートの壁に勢いよく尿をぶっかけた。
たまっていた尿はコンクリートの壁の上で湯気をあげている。
そして、ズボンを上げようとした時、俺は見た……。
俺の尿のかかった壁の部分が溶けているのだ。
「うわぁっあ。」
と、情けない声を上げながら俺はおさむの家へと走った。
俺は、おさむの家の門を勢いよく通った………つもりだった。
だが、無惨にも俺は何か看板らしきものに頭から突っ込んで、気を失ってしまった……。
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