―Story―

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●時空列車編●  おしごとタイム 「通信切れちゃったよぅ」 残念そうな声で、文月譜音がウサギのぬいぐるみを椅子に置く。全ての駅の中央にある時計塔に世界の支配者たちはいた。 「それは通信と言うのですか?」 霜月杏奈はアフタヌーンティーを楽しんでいるのか、イライラしながらも茶葉の出を待っている。 「通信だよぉ!ねぇ?水無月くん!」 「さぁ、解らないっすね」 あまり他人に今は感心がないのか鼻歌まじりに踊る水無月楓。彼を見て、さっきまで大人しくしていた皐月萌苗がいきなり立ち上がった。 「私たちも助けましょう!」 「珍しいな、萌苗殿から言いだすなんて」 感心したように神無月命が呟いた。 「えぇ―!ボク、ヤだ!」 卯月葵が不服そうな瞳で、萌苗を見る。 「でも、心配です!」 「少しは大人しくしてなさい」 時計塔付近を見回っていた弥生茉里が、椅子へと腰をかけた。 「璃玖さんの仕事、奪ったらダメでしょう?如月もいるのだから、変な心配しないの」 「……解りました」 時空の管理人 時空により、繋がる季節。 世界の支配者。 「ただ――」 永久に苦しめる歪みゆく世界。 ●END● ―――――――――――――― 璃玖の時はみんな過保護な気がしてならないヾ(*´∀`*) シナリオにはならない番外編たちを、お楽しみ(?)下さい。 世界観が解るなら!←
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