―Story―

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●時空列車編●  葉月翠災難話 「葉月―!列車乗るぞ―!」 璃玖が足を進めていつもの列車へと乗る。時空列車での移動がないと各世界の支配者である皆と会うのは難しい。 「うぁーう!キャハハッ!」 「待って!璃玖はん待って!」 「扉閉まります」 璃玖的には全く違和感がなくなりつつあるのだが、如月光希は2歳の赤ちゃんで自力ではあんまり移動が出来なかったり、また葉月翠に関しては透明人間なもんで踏んでいたりとちょっと有り得ない。有り得ない二人と共にいると自分もまさか猫とかそんな動物かと疑いたくなるほどだ、と溜め息をついて先に長椅子に座ろうとする。 ふと、フィフィ声が聞こえた。何だろうと振り返るとハットが見えた。 「ん?」 「助けて~~~~!」 見るとハットは列車の内側、マントは列車の外側にある。列車は時空を移動する為、このままの状態だと歪みに飲み込まれる可能性がある、と思った璃玖だが……。 「お前透明人間だからどこ引っ張ればいいかわからねぇ!」 「如月はん助~け~~て~~~~」 「イヤ」 ●END● ―――――――――――――― 時空列車チームミニ番外編。 さて、「時空列車」本編の第2章も書かなくては!(*^o^*) キャラクターが動きたいと望む時に書けたから嬉しい、光希ちゃんと葉月翠。
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