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●短編第1話 手と手
糸葉
「神洲木……私は、神洲木糸葉……嫌になっちゃうなぁ……本当に……」
(神社の鳥居を見ながら)
糸葉
「どうして私には力がないの?長女なのに……」
(自分の手のひらを見る)
青池
「糸葉さん、おはようございます!」
(元気よく現れる)
糸葉
「だれ……!あっ、アナタは……確か青池さんでしたよね?わざわざ来てくださってありがとうございます」
(最初はキツく途中から柔らかく)
青池
「イヤ……ハハハ!まさか、糸葉さんがオッケーだしてくれるとは思ってなかったですよ」
(苦笑しつつ照れと喜び)
糸葉
「まあ、そんな私は高嶺の花ではないですよ。神洲木だからって遠慮なさらないで下さい」
(苦笑い)
糸葉(M)
「本当に私は普通だわ」
(心の溜め息)
青池
「俺、神洲木だから糸葉さんを好きになったわけじゃありません!」
(真剣に)
糸葉
「え?あの、私は別に……」
(戸惑いながら)
青池
「そんな、わざわざデートだからって巫女さんなのに別の見たことない着物わざわざ着て気を使ってくれて」
糸葉
「だから、私は……」
青池
「糸葉さんが好きだからずっと見てました!可愛くて、たまにドジだけどしっかりしていてそんな糸葉さんが好きなんです!本当に好きなんですっ」
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