―外伝―

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●短編//第2話 菓子趣味● 彩雲 「やはり、ここの店は調味料から違うのか?ただ卵や牛乳などに気を使っているだけだろうか?全く持って謎なわけではないが、気になる」 (ケーキを食べながら首を傾げる) 七海 「卵は鶏放し飼いの放牧の卵とか、低温殺菌3.7の北海道産の牛乳、そして作ったばっかりのバターと無農薬の小麦粉、砂糖のかわりに蜂蜜を使ったりと普通のお店では味わえません」 (丁寧にお辞儀をした後笑顔で説明をする) 彩雲 「やはり最良の材料を使っているのか。全く持って良い味をだしている。良いものを作ってくれる店は常歩しよう。さて、紅茶はどうなっているのだね?」 七海 「こちら、ニルギリでよろしかったですよね?インドの南部タミールナド州でとれるすっきりとした味わいを持つ紅茶ですから、ストレートで飲むとケーキの控えめな甘さとピッタリだと思いますよ」 彩雲 「ニルギリは初めて飲む。ヌワラエリヤ、ルフナ、キャンディ、ディンブラ、ケニア、ラプサンスーチョン、ダージリンなどは試したのだが」 七海 「フフッ。キーマンは飲まれないんですか?」 彩雲 「ああ、試したぞ」 七海 「通なお客様にはどんなものをオススメしたら良いか解らない様々な味を飲まれていますね」 彩雲 「好きなのだ」
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