アフリカの大草原で繰り広げられるDNAの防衛本能!

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アフリカの大草原で繰り広げられるDNAの防衛本能!

アフリカの大草原で繰り広げられる、高等哺乳類のDNAに組み込まれた「防衛本能」について今回はライオンの親子を通してお話いたします。 アフリカのサバンナで母親ライオンは4頭の子供を産み育てていました。 ところが、そのうちの1匹が母親が狩りに行って留守のうちに、近ずいてきたオスの象に威嚇され象に踏み潰されそうになりましたが、象はわざと鼻汁のついた匂いをライオンの子に振りかけて去っていきました。 何故かというとライオンは象の匂いのついたこどもは仲間に入れないそうです。 ライオンの子供たちから仲間はずれにされ、ひとりぼっちで生きていかなければならない子ライオンはそう長くは生きられないでしょう。 さらに他の1匹も母親が狩りに行って留守のうちに、近ずいてきたバッファローに蹴られこちらは命を落としました。 ここで驚くのは象もバッファローもライオンに「復讐」しているそうです。自分たちの仲間がライオンに食べられたり、こどもを襲われたりしたのをなんと覚えているそうです。 さらに驚くべきことに命を落とした子ライオンはなんと、母親が食べてしまいました。  それにも理由があって、そのままにしておくとハイエナやジャッカルが血の匂いを嗅ぎ付けて他の2匹の子供たちが危険にさらされるのを避けるためだそうです。 アフリカの大草原で繰り広げられるDNAに組み込まれた防衛本能のすごさと弱肉強食の掟に改めて「人間はどうなのか」を考えさせられました。
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